杉田探訪
菓子一の和菓子と杉田を歩いてみませんか。
菓子一のお菓子は地域の歴史にちなんで創作したものがございます。ここでは杉田の歴史・名所にゆかりのお菓子をご紹介します。
東漸寺【永仁の鐘】
当店近くの東漸寺は鎌倉建長寺五山の一つで正安3年(1301年)創建の由緒ある名刹です。国の重要文化財に指定されている梵鐘は「永仁の鐘」と呼ばれ永仁六年(1298年)名工物部国光の作で金沢文庫の称名寺と同形同法量です。
この歴史ある釣鐘に因んで当店が創作したお菓子が杉田銘菓「永仁の鐘」です。
屛風ヶ浦海岸【磯かぜ】
現在の国道16号線より新杉田側はかつて海岸でした。
この海岸は屛風ヶ浦海岸と呼ばれ、味の良い海苔の産地として有名で、磯の香漂う松の木陰から見渡せば遥か房総の山々もかすみ、白帆が遠く近く走り、誠に景勝の地にふさわしいものでした。
当店の銘菓「磯かぜ」はその昔を偲び青のりを採り入れ磯の風味のするお菓子に仕上げています。
妙法寺/杉田梅林【梅さやか】【杉田まんじゅう】【杉田梅ようかん】
江戸時代後期から杉田梅林は約三万六千本の梅樹があり、その香りは遠く江戸湾にまで届いたといいわれ、多くの文人墨客が杉田を訪れたことでも知られています。戦後の開発等で伐採されその面影はなくなってしまいましたが、今でもこちらの妙法寺や梅林小学校の学校名に名残を感じることができます。
この華やかな杉田梅林を偲ぶお菓子として創作したのが「梅さやか」です。そして、「杉田まんじゅう」「杉田梅ようかん」の由来にもなりました。